PROJECTS

フランスで日々取り組んでいるパン関連のプロジェクトや、現在取り組んでいる自然環境や生態系の保護につながるプロジェクトの様子などをご紹介しています。

日本産米粉アンバサダーとしての取り組み vol.3

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数年前からフランスで日本産の米粉の良さを伝えるJFOODOの米粉アンバサダーとして活動している石川芳美。 その活動の一環として、2022年1月31日に日本産米粉を使ったオリジナルレシピ2品の実演デモンストレーションがパリで行われました。   開発した商品の紹介はこちらの記事。 会場は、パリの伝統ある製菓&料理の専門学校コルドンブルーで行われ、プロのパン職人やコルドンブルーの生徒たち約25名が参加しました。また、その様子は事前に登録された参加者へオンラインで同時配信されました。 アレルギー対策や健康志向の観点からグルテンフリー商品の需要が増えているヨーロッパでは、米粉は身近な材料になりつつありますが、実際にどのようにレシピに組み込めばよいのか分からないという声も少なくありません。     石川は、日本産米粉の特長や扱い方を説明し、皆の疑問に直接答えていきました。 途中、石川の経歴に関する質問があったりと、パン職人としてはもちろん経営者としても活動している石川に皆興味深々の様子でした。 今回開発した2品のレシピはJFOODOの日本産米粉WEBサイトに掲載されています(英・仏・独・伊・西語で掲載)。 https://ri...

植物性代替卵「ユンゴ(YUMGO)」

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私生活では夫のロドルフとビーガン食を選択している石川芳美。自然環境や将来の食糧供給を考え、二酸化炭素排出削減を心がけた生活を送っています。 その活動の中で生まれたのが植物性代替卵の「ユンゴ(YUMGO)」です。   昨今のヨーロッパではビーガンやベジタリアンを選択する人が増えており、パリのレストランでは様々な食のスタイルに適応するメニューを置くのは当たり前になりつつあります。 しかし、卵は他の食品に置き換えるのが難しく、代替品を使用すると食感や味が落ちることが多くありました。 「ユンゴ」の開発のために幾度となく研究が行われ、結果卵と同じ性能を持ち仕上がりの味も従来品に劣ることのない代替卵が完成しました。フランスでは現在、卵白、卵黄、全卵の3種類が液体で販売されており、従来の卵と同量で使用することのできる優れものです。 石川芳美は「ユンゴ」を使用した商品開発や講習会を行っています。       言われるまでビーガンレシピとわからない程、自然と手に取ってしまう美味しさで、フランスの「メゾンランドゥメンヌ」や「ランド&モンキーズ」の店舗で販売しているビーガン商品は、ビーガン商品だからと意識しているのではなく、美...