ル・コスティル Le Costil Details 【コスティル】アグロ・フォレストリ計画 ル・コスティル Le Costil | 2024.01.25 石川芳美と夫のロドルフがノルマンディーのコスティルに森を購入してから4年が経ち、この土地を使った様々な活動が始まっています。 プロジェクト『アグロ・フォレストリ(Agroforesterie)』 このプロジェクトは、コスティルにある生態系を再生していく事を目的として立ち上げました。過去4年間でもすでにコスティルの動物の数や植物の種類が増えている報告が上がっていますが、さらに年月をかけて森を自然な状態へ還していきます。 本来の姿のままに育った自然の木々は、青々と生い茂り、真っすぐに伸びていなくとも植物本来の美しさを見せてくれます。そして緑や豊かになることによって、それを食料とする昆虫や動物たちも本来の生態系を取り戻していきます。 植樹による生態系の再生 2023年秋に3ヘクタール程の平地で80本以上の種まき及び植樹を行いました。植えた木は、シデ、コナラ、カエデ、ニレ、なし、りんご、ボダイジュ、ナナカマドなどです。 木は成長の過程で二酸化炭素を吸収し、土壌に炭素を蓄積し、質が改善されていきます。また落ち葉が土壌の栄養源となったり、動物たちを風から守る役割も果たすのです。 古代小麦の栽培 石川芳美も参加している古代小麦の研修アソシエーション「トリティ...
ル・コスティル Le Costil Details 200年後自然に還る家 コスティル計画 ル・コスティル Le Costil | 2022.02.14 パリから電車で約一時間半、ノルマンディー地方のサップ・オンノージュという集落の200ヘクタールに渡る広大な土地コスティルのオーナーになった石川芳美と夫のロドルフは、この土地の大自然を活かした様々な活動を計画中です。 敷地内には16世紀に建てられた古城や、その周りの民家が残されており、現在は民家の一つをリノベーションして寝泊まりの出来るセカンドハウスを建築中です。 自然保護を目的としたコスティルの土地に建築されるこの家は、化学製品や原油由来の材料を一切使用しない方法でリノベーションされ、200年後には土に還る家なのです。 若い新鋭のフランス人建築家たちとタッグを組み、アカシア、松などの木を使用したり、麻を土と混ぜこんだものを床に敷き詰めたりなど、昔ながらの手法を取り得れながら工事は進みます。 自然と共存する石川芳美とロドルフの家はこの春に完成予定です。 Château du Costil プロジェクト
ル・コスティル Le Costil Details Château du Costil プロジェクト ル・コスティル Le Costil | 2021.11.20 Yoshimi Landemaineと夫のRodolphe Landemaineは、自然環境問題への取り組みの一環として、2019年にノルマンディーにある古城 Château du Costil を購入し、その周りの野生動物や自然を守る活動を進めています。今回はそのプロジェクトの舞台となるChâteau du Costilをご紹介します。 Château du Costilは、ノルマンディーの田園地帯の斜面にあるLe Sap-en-Augeの村から3kmのところにあります。 都市化と集約農業の波から守られた、美しい渓谷の景色が望めるこのお城は、18世紀末に建てられました。その敷地は100ヘクタール以上あり、北側の台地に2つの古い農場があり、果樹が点在していて、南には森に囲まれた谷と定期的に干上がる川が広がっています。 2019年に城を購入したLandemaine夫妻は、Château du Costilの新たな未来として、産業、都市化、大量消費から解放されたやり方で、新しい生活様式や生産方式を再発明したいと考えています。土壌の状態や性質、地形に合った作物の種類などを事前に診断し、10ヘクタ...