石川芳美と夫のロドルフがノルマンディーのコスティルに森を購入してから4年が経ち、この土地を使った様々な活動が始まっています。

プロジェクト『アグロ・フォレストリ(Agroforesterie)』

このプロジェクトは、コスティルにある生態系を再生していく事を目的として立ち上げました。過去4年間でもすでにコスティルの動物の数や植物の種類が増えている報告が上がっていますが、さらに年月をかけて森を自然な状態へ還していきます。

本来の姿のままに育った自然の木々は、青々と生い茂り、真っすぐに伸びていなくとも植物本来の美しさを見せてくれます。そして緑や豊かになることによって、それを食料とする昆虫や動物たちも本来の生態系を取り戻していきます。

植樹による生態系の再生

2023年秋に3ヘクタール程の平地で80本以上の種まき及び植樹を行いました。植えた木は、シデ、コナラ、カエデ、ニレ、なし、りんご、ボダイジュ、ナナカマドなどです。

木は成長の過程で二酸化炭素を吸収し、土壌に炭素を蓄積し、質が改善されていきます。また落ち葉が土壌の栄養源となったり、動物たちを風から守る役割も果たすのです。

古代小麦の栽培

石川芳美も参加している古代小麦の研修アソシエーション「トリティクム(Triticum)」とタッグを組み、古代小麦の栽培にも挑戦しています。

トリティクム(Triticum)の取り組みについてはこちら

将来的には、コスティルの土地と気候にあった小麦を見つけ、栽培、収穫をしたいと考えています。これらはすべてオーガニックで栽培されます。

 

クラウドファンディングの実施

2023年秋にプロジェクト実現に向けてクラウドファンディングを行い、日本円で200万円程の支援が集まりました。

地球環境問題への取り組みが必要不可欠な今日で、本プロジェクトに賛同し支援してくれる方が多くいることに感謝します。

 

このプロジェクトの運営を担当しているコスティルのアソシエーション『Domaine Sauvage Le Costil』では、コスティルで鳥の観察や、森の散歩、自然をデッサンする絵画イベントなど年間を通して様々なイベントを開催しています。興味のある方は、アソシエーションへの参加や寄付なども募集していますので、情報をチェックしてみてください。

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